2009年12月のランキング(黒水牛の印鑑比較)
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて,早速ですが,2009年12月1日から31日までのランキングをお送りします。
今月の各社の印鑑比較は,卒業・就職シーズンも徐々に近づきつつあるということで,長く使え,最もオーソドックスともいえる印材,黒水牛。耐久性・硬度・粘りがあり,朱肉もつきやすく,しかも比較的安い優れた材質です。(詳細については,黒水牛の印材紹介ページをご覧ください)
黒水牛は,角のどの部位から印材をとるかによって,その耐久性等も異なりますので,今回は各社の黒水牛印のうち,最も高いものと安いものを紹介したいと思います。
では,ランキングをどうぞ。
1位 いいはんこやどっとこむ
迫る2位,3位を僅差で押さえて,「いいはんこやどっとこむ」が一位。2009年年間を通じてみると,独走に近い1位。
「いいはんこやどっとこむ」では,「Winterキャンペーン」を実施中。期間は1/8までと相変わらず短いが,キャンペーンは多少内容を変えながらも継続されている。キャンペーン対象となるアイテムの数も,職人(大周先生)手彫りの象牙印鑑からチタンや黒水牛などの代表的な印鑑,個人情報保護スタンプまで非常に幅広いので,是非一度覗いてみることをお勧めする。
さて,黒水牛の印鑑セット(16.5mm,13.5mm,12.0mm)は,最も安いものでも「芯持ち(角の中心部分)」と他社の上級クラスの印材。ケース付き,手彫り仕上げで値段は6,440円。最も高いものは,大周先生による完全手彫りで,印材は芯持ちの染無(通常の黒水牛は染めて黒くしているが,染無は染める部分がほとんどない素材)。値段はさすがに「良いお値段」で49,000円。
なお,いつも紹介しているサイズとは異なるが,大周先生作でも18.0mm,15.0mm,12.0mmの染無ではない芯持ち黒水牛印鑑であれば,キャンペーン中に付き通常の39%オフの29,158円とお買い得。
2位 ハンコヤドットコム
2位は「ハンコヤドットコム」。年間ランキングでも2位。
1/30まで一部の印鑑が半額になる年越し限定キャンペーンや,チタン・シルバー印鑑の福袋キャンペーンを実施中。
さて,こちらの場合,黒水牛の印鑑セットは,基本的には芯持ちの一種類しかなく,16.5mm,13.5mm,12.0mmのセットで12,800円。シヤチハタのネーム9のプレゼント付。
一種類しか扱っていないのは,黒水牛である以上芯持ちを使うべきだし,より高級な職人の手彫り印鑑が欲しい場合は,せっかくなので象牙を,というスタンスなのかもしれない。
なお,18.0m,13.5mm,12.0mmのセットなら,キャンペーン対象商品になっていて通常20,570円が10,200円とお買い得。
3位 東洋堂
「東洋堂」が月間,年間ランキングとも3位。月間ランキングだけであれば,2位とは僅差。
東洋堂も,黒水牛はすべて芯持ちを使用。しかも,その品質に応じて「並」や「特上」などとランク分けされている。つまり,同じ芯持ち黒水牛であっても,高級品には高級な印材が使われていることがわかるようになっている。
セット品が2本セットしかないため,単品の合計額となるが,並上材の手仕上げ印鑑の場合,16.5mm,13.5mm,12.0mmで3,510円。一方で,「セキュリティー印鑑」と同社が呼んでいる初代伝統工芸士の完全手彫り印の場合,特上材使用で,113,050円。今回紹介する中で最も廉価なものと高価なものを取りそろえるという結果となった。
4位 西野オンライン工房
久々に登場の西野オンライン工房。
注文ごとに印影を手書きする,というのがこのお店の売り。16.5mm,13.5mm,12.0mmの黒水牛三本セットは,牛革ケース3個と別珍の化粧箱付きで14,300円。
ただし,この黒水牛印,印材が芯持ちであるかどうかまでは記載されていない。黒水牛の中でも質にこだわるのであれば,(そして,せっかくの実印なのであればこだわったほうがよいと思うけれど,)他店での購入を検討した方がよいかもしれない。「京印章」や西野オンライン工房の字体にこだわる場合は,もちろんこちらの店で注文することになりますが。
5位 開運社本店
5位は開運印鑑の「開運社本店」。
開運社の印鑑は,15.0mm,12.0mm,10.5mmと,他社でとりあげている本サイトが「標準的」としているサイズよりいずれも一回り小さいものの,「おすすめセット」で15,750円,「豪華セット」で18,900円。いずれも芯持ちの印材を使用しており,また国の伝統的工芸品にも指定されているという印鑑。いずれも金枠の牛皮ケース付き。豪華セットには練り朱肉付き。
普段,開運社の商品は値段が他店に比べて割高であり,お奨めしづらいケースも多いが,この価格差であれば,許容範囲内に入る可能性も高い。また,天然素材の印鑑を下取りに出す場合は,2,000円で引き取ってくれるようなので,実質2,000円引きになる。
今回は,もっともオーソドックスな印材と思われる黒水牛にスポットを当ててみました。
次回のランキングにもご期待ください。