2009年10月のランキング(最上級の象牙比較)
恒例の2009年10月1日から31日までのランキングをお送りします。
また,今月の各社の印鑑比較は,各社の最上級の象牙印鑑。いつもは実印・銀行印・認印のセットで比較していますが,今回は一点豪華主義ということで16.5mmの実印サイズ一本での比較。象牙は,いうまでもなく最高級の印鑑材料で,朱肉もなじみやすく,おしやすいため,非常に適しています。いつかは持ってみたい,あこがれの印鑑ともいえるでしょう。
今回は,各社の最高級品を取り上げますので,職人の完全手彫りかどうかやその職人の腕前,素材が芯持ちかどうか,あるいは象牙の中でも最上級の日輪,芯持ち日輪(中心付近,あるいは中心を横方向にくりぬいた印材で,印鑑に木の年輪のような模様が入る)かどうか,という点もポイントになります。
なお,印鑑職人の肩書きについては「印鑑職人の『称号』」のページもご覧ください。
では,ランキングをどうぞ。
1位 いいはんこやどっとこむ
「いいはんこやどっとこむ」の最上級象牙印鑑は,特級篆刻士の大周先生の完全手彫り印鑑。しかも印材は横目芯持ち日輪と象牙の中でも最上級。最上級だけあって,値段も16.5mmで179,800円と非常に高価。ただし,実は現時点では,横目芯持ち日輪の印鑑はすべて売り切れ。それだけ,稀少な印材なのかもしれない。
横目日輪ではない芯持ちであれば,16.5mmで82,800円,芯持ちではない日輪なら63,800円。これなら,現在も購入可能。また,15mmの日輪(芯持ちではない)なら,現在キャンペーン商品となっていて,通常57,800円のところ36,900円。
いいはんこやどっとこむは,秋のスマイルキャンペーンと題して,ほかにも様々な特価商品を販売中。
2位 ハンコヤドットコム
2位のハンコヤドットコムの最上級素材は,「横目日輪」。ただし,芯持ちかどうかは,記載されていないために不明。また,誰が(どういった職人が)彫るのか,のみならず,完全手彫りか機械彫り手仕上げなのかもわからない。値段は,いいはんこやどっとこむより安く,16.5mmで56,000円。
しかし,実はハンコヤドットコムの最上級印鑑は,別館の「巨匠の印鑑」コーナーにある。彫るのは,一級印章彫刻技能士の杉山欣也氏。印材は極上,ということで芯持ちかどうかまでははっきりしないが,完全手彫り,桐箱,トカゲ皮のケース付きで80,000円。
象牙はないが,丑年半額セールと題して,黒水牛,牛角,チタンの特定サイズの印鑑セットを半額で販売中。
3位 東洋堂
東洋堂の職人は甲州手彫印章の「伝統工芸士」。また,印象彫刻の一級技能士でもある。
同社の最高級ラインナップ「セキュリティー印鑑」は,この職人たちが担当する完全手彫り商品。象牙は特上材で16.5mmが71,000円。印材の質だけでいいはんこやどっとこむ,ハンコヤドットコムと比較するとやや高いが,後は,職人の腕前をどう見るか,といったところだろう。
キャンペーンでは象牙の印鑑も販売されている。値段は安いが,職人による完全手彫りではなく,また,印材の質も中~上程度で,特上や極上といったクラスではないので,最高級ではなくとも,安く象牙の印鑑を手に入れたいという方向け。
4位 ハンコズドットコム
久々にハンコズドットコムがランク入り。
ハンコズドットコムの印鑑はすべて,一級印刻士の遅澤流水氏の監修となっている。ただし,実際に一級印刻士自らが彫っているわけではないので,注意が必要。
ここの象牙印鑑は完全手彫りではなく,手彫り仕上げ。ただし,16.5mmで16,800円は安い。印材のランクは「最高級」と書かれているが,どの範囲を最高級として指すのかは不明。
5位 開運社本店
開運印鑑の開運社本店が5位。
ここの最高級象牙印鑑は,芯持ちの横目印鑑なので最高級の印材。ただ,具体的に誰が彫るのか,完全手彫りなのかどうかはウェブサイトには明確に書かれておらず,詳細は不明。錦蛇皮ケース,特製別珍箱入り。
印鑑の下取りセールの実施は継続中。(象牙,黒水牛,白水牛,天然石などの天然素材の印鑑を,8,400円以上の印鑑の購入の際に下取りに出すと,2,000円分割り引かれる)
今回は,最高級印材を最高の彫り,仕上げにした場合について特集してみました。
次回のランキングにもご期待ください。