2009年07月のランキング(ユニークな印鑑比較)
2009年7月1日から31日までのランキングをお送りします。今月の各社の印鑑比較は,他のはんこ屋さんでは見られない,ユニークな商品を紹介したいと思います。
なお,ランキングは実際の売れ行きやページクリックをもとにしたものです。
1位 いいはんこやどっとこむ
「いいはんこやどっとこむ」が1位。
いいはんこやどっとこむでは,セラミック,プロインといった,他ではあまりみない印材のハンコを取り扱う。セラミックというのは,最近では包丁や自動車の部品にも使われる,あのセラミックで,広くはガラスや陶磁器などもセラミックに含まれるそうだ。いいはんこやどっとこむによると,印材として使われているのはソフトタイプのもので,「耐久性もさることながら高級感があり 淡い乳白色に粒子の細かさを感じられる滑らかな手触りから新世代の象牙との呼び声も高い」とのこと。16.5mmの実印サイズで7,200円。
プロインというのはタンパク質と甲殻類のキチン質から作られた人工の印材で,こちらも「長期間使用しても狂いが少なく、割れ・欠け等にも強く耐久性の高い材質」なのだそうだ。こちらはお値段も安く,13.5mmのサイズで2,200円。16.5mmについては取り扱いなし。
また,ここではマンモスの印鑑も買うことができる。16.5mm,13.5mm,12.0mmのセットで28,900円とさすがに安くはないが,数万年前の本物のマンモスの牙で,しかも鑑定書付き。象牙より安いので,どうしても象牙が欲しいが手が出ない,という人には選択肢になりうるかも。
2位 ハンコヤドットコム
2位,ハンコヤドットコムのオリジナル印鑑といえば,なんといっても「弧印」。印面,つまり印鑑の捺印面が平らではなく,円弧状になっていることで,きれいに失敗なく印鑑を捺すことができるという新しい形の印鑑。このように,印鑑そのものの形に工夫がこらされているものは非常に珍しい。2007年度のグッドデザイン賞・中小企業庁長官特別賞を受賞した印鑑でもある。種類は実印しかなく,黒水牛極上の印材で16.5mmの場合,30,200円。
また,ハンコヤドットコムではダイヤルバンク印も取り扱っている。ダイヤルバンク印は三菱鉛筆の製品で,2桁のダイヤルの組み合わせによって,印面を64通りに変化させられるユニークな商品。つまり,この商品を使って捺印した後,ダイヤルを別の番号に変えておけば,仮に盗まれたり落としたりしても,正しい組み合わせを再現される可能性は低い=他人に不正使用される危険が低くなる,というもの。ハンコヤドットコムのオリジナル商品ではないが,他の通販サイトでは取り扱っていることが少なく,ハンコヤドットコムの品揃えの豊富さを再確認する意味でも紹介させていただいた。
なお,サイズは18.0mmのみで,21,000円。
3位 東洋堂
東洋堂が3位。
ここのユニークなハンコは,なんといっても象牙椰子のハンコ。曰く,「幻の印材と呼ばれ、エクアドルの太陽の恵みを受けて育った象牙椰子の実の種で、十分な乾燥をさせることにより印材に最適な材料となります。」とのこと。本来の種だけでは十分な長さにならないため,「おりこうさん」という継ぎ手兼ケースがついている。16.0mmで4,500円,13.5mmで3,500円とリーズナブル。
ラピスラズリやビルマ翡翠といった印材も珍しいが,こちらは16.5mm(ケースなし)でそれぞれ50,100円,60,600円と高価。
4位 西野オンライン工房
久々に西野オンライン工房がランキングに復活。
京都で創業50年というここのオリジナルは,嵯峨野の竹の根を印材に使用した朱竹印(しゅちくいん)。竹の節が残った姿は,かなりユニーク。竹なので強度は心配だが,強化補強をしているため,本柘よりも硬いぐらいなのだとか。月に500本以上作成されているとのことであり,実績もある。値段は,15.0mm~18.0mmでケース付き9,980円。サイズが厳密でないのは,自然の竹をそのまま利用しているから。
とにかく,珍しいのは間違いない。
5位 印章.jp
4位が京都なら,5位は奈良のハンコ屋さん。
ここはともかく,貴石の印材が種類豊富。アメジスト(紫水晶)やラピスラズリ,ヘマタイト,タイガーアイ(虎目石),ラベンダー翡翠,果てはルビーまで揃う。
ラピスラズリはケース付き16.5mmで33,440円と東洋堂より安い。しかしルビーになると,同じサイズで170,000円! 一般的には,購入に相当の決断が必要な値段だろう。
番外 城山博文堂
ユニークな印鑑ということでは外せないのがこのサイト,城山博文堂。
文字が犬や猫のシルエットの「ワン書体印鑑」,印鑑の枠の部分が動物のシルエットになっている「わくワクはんこ」,家紋や紋章をイメージした「エンブレム印鑑」,個人の似顔絵の「似顔絵印鑑」などなど,文字や形に工夫を凝らした印鑑がいっぱい。
今回は,各社の特徴あるハンコを特集してみました。多くの場合はやはり,「珍しい印材」という特徴になりますが,ハンコヤドットコムの弧印のような新しい形の印鑑というものも,もっと出てきて欲しいと期待しています。(もちろん,印鑑として使いやすいことが大前提ですが)
次回は,各社の「再生材料の印鑑」の予定。乞うご期待!